昨日、往診先の場所の下見を兼ねて、自転車で多摩丘陵の辺りまで走ってきました。
このところ曇天続きだった空も、すっきり高い青空を見せ北風でまばらな雲が点々とするくらい。
風が少し強い以外はサイクリング、お散歩には良いお日和でした。
私のいつもの自転車での往診はだいたい半径10km以内です。
多摩丘陵の方までいくとだいたい15km弱。一時間ちょっとかかる距離でした。
ちょっと長いかな、しんどいかなという気もします。
まだそんなに長距離を走る習慣は無いので、よし、走るぞという心構えが必要になる距離かなと。
でも距離を移動する時間というのは、座っても立っても疲れるもの。
自分がある程度、能動的に身体を動かしている方がなんだか調子がいいので、自転車は程よいパートナーです。
雨や強風の時には逆らわず、そこはすんなり交通機関のお世話に。
身体一つで自転車を進めているといろんな事を感じるし、気付くこともしばしば。
こげばこぐほど速くなり進んで行くのが自転車です。とても単純。
今乗ってる自転車は、ママチャリよりも車体が軽くてギアも何個も変えられるかわいいクロスバイク。
坂道も負荷を軽くして登れるし、こいでいる以上に進むので、距離が長くなっても心が折れるようなことはそうそうありません。
でも、乗り物に乗ると、少しでも早く少しでも先にという心理が余分に出てくることも実感します。
すると、信号に引っかかる度に少しつまらない気持ちになる。変わりそうな信号見つけては、スピードあげてぎりぎりで渡ったり、ギリギリ渡れなくて急ブレーキして結局待つパターンなどなど。
そんな事をやっていると、ぶつかりそうになったり転倒など事故の元です。
これやってるとそれこそつまんない。
無意識でも気持ちが先に行き始めると全く急いでないときにやってしまったりするんです。
無意識の先走りは、目的がはっきりしていないときにやりやすい。これはけっこうどんなことにでも言えるかもしれないなあと思うのです。
本来の目的はなに。
私が自転車で移動する目的はなんでしょう、ふりかえる。
歩きでは時間がかかりすぎる、電車は少し苦手、ママチャリは30分以上は疲れる。
うん、やっぱり楽に移動することが一番の目的である訳です。(プラス運動不足の解消)
目的がスピードでは無いと腑に落ちれば、信号で停まることにも何も損を感じないのでした。
通過したらラッキーくらいで。
何と言っても信号の変化を意識しなくていいので気が楽。
急がないためには時間には余裕を持たせて出ればいいし、脚に負荷がかかりすぎないよう、楽にまわせるギアで進める速度で進む心がけ、これだけ。
加速して走りたい時はそういうコースに行って走る。
ペースの波が落ち着けばその分無駄にエネルギーを使わなくてすむので、長く乗ることにも気負いが無くなります。
多摩丘陵の往復30kmも、途中浅川の土手でおにぎり休憩入れながら、ご機嫌に無事帰宅しました。
ちょうど良い、無理のないペースとポジションこれからも探しながらやっていきたい何事も。。☆
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